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Ural owl project Japan
since 2015
Research
繁殖実績の記録/ペリット分析と映像記録の統合
私たちは、各地に設置した巣箱を継続的にモニタリングし、繁殖状況を毎年記録しています。複数の巣箱でフクロウの繁殖が確認されており、これまでの活動を通じて多くの雛が巣立ってきました。一方で、繁殖に成功したつがい数や巣立ち数は年によって変動があり、気象条件や餌資源、生息環境などの影響も含めて中長期的に把握する必要があると考えています。
(※繁殖実績の推移は、別表にて示しています。)
繁殖終了後には、巣箱内に残されたペリット(吐き戻し)を回収し、内容物の同定によって食性を解析しています。その結果、鈴鹿山麓のフクロウは、雛への給餌においてカエル類を主要な餌資源として利用していることが明らかになりました。確認された餌動物のうち、カエル類が半数以上を占め、次いでネズミ類やモグラ類、鳥類、コウモリ類、ムカデ類などが含まれていました。
(※ペリット分析の結果は、別表にて示しています。)
哺乳類の種の同定には、下顎骨などの形態を詳細に観察する作業が必要で、細かな手順と根気を要します。しかし、専門家の指導のもとで手法を学ぶことで、高校生でも段階的に同定できるようになります。
2018年からは、キオクシア株式会社 四日市工場の支援を受け、繁殖期の巣箱内にカメラを設置し、行動を記録するシステムを構築しました。これにより、ペリット分析と映像記録を相互に照合できるようになりました。両者を比較した結果、餌動物の種類構成には大きな差が見られず、ペリット分析が食性把握に有効であることを裏づける結果が得られました。
これらの研究成果は、生徒たち自身が日本鳥学会などで発表しており、研究者からの助言を得ることで、研究の質は年々深まっています。








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